2016.11.14 Monday | 作品事例

木固めエース作品事例NO.2 鈴木千英様 (S-r.custom)

フィッシングプライヤー

■作者

鈴木千英(S-r.custom)

■作品のコンセプト

トラウトルアーフィッシングでの使用するフィッシングプライヤー。
防水、強度アップのために木固めエースを使用。

■塗装の仕様

樹種 黒柿、バリサンダー、花梨瘤、ブビンガキルト
下塗り 木固めエース(6回塗り重ね・研磨3回)
目止め 割愛
上塗り 植物性オイル

■販売店

ブログにてオーダー制作を受付中。
http://kkkeiryu-0213.jugem.jp/


2016.10.17 Monday | 作品事例

木固めエース作品事例NO.1 小林聡子様(東京都)

アントラー

■作者

小林聡子(発明雑貨パタママ式・代表)

■作品のコンセプト

キッチン用品を中心に便利、使いやすい、洗いやすい、収納しやすいなど主婦目線で考えた木工品を作っています。
写真手前は、箸とヘラを融合させた調理器具です。スパゲッティなどのゆでた麺を鍋から簡単に引き上げることができます。炒めヘラとしても使えます。写真奥の作品はスパゲッティスケールで、一人前を簡単に計ることができます。

木固めエースを含浸させておけば、木の個性を残しつつ水に強くなりますので、調理中の使用だけでなく、洗浄するときにも安心です。

■塗装の仕様

樹種:ムクノキ、エノキ、クロマツ、プラタナス、モッコクなど
下塗り 木固めエース(刷毛塗り・1回)
目止め 割愛
仕上げ 割愛(表面無塗装)

■販売店

iichi(オンラインショップ)および関東近郊の手作り市


2016.08.22 Monday | イベントレポート

「売り手のための木器塗料講座・ウレタン塗料編」レポート

会場の様子

様々な塗装サンプルを見ながらの講習は、わかりやすいと好評だった。

木固めエース普及会事務局のある東京・中野のモノ・モノで「売り手のための木器塗装講座・ウレタン塗料編」が開催されました。木の器と切っても切れない関係にある塗料ですが、陶磁器に比べて白木の器や漆器のことを熱心に勉強する売り手は少ないものです。そこで塗料ごとの短所や長所、お手入れの仕方などを売り手に正しく知ってもらい、使い手に伝えていこうというのが本講座の目的です。第1回の講座は漆の特性について、第2回の講座はオイル・ワックスの特性について学びました。

講師の長澤良一さん(70歳)は、木材塗装研究会の運営委員で、木材塗装一級技能士の資格を有し、40年以上にわたってウレタン塗料の開発などに関わってこられました。お年を感じさせないくらい快活な方で、お話もとても分かりやすく、参加者の皆さんからも質問がたくさん飛び出して和やかな雰囲気の講習会となりました。

今回はウレタン塗装にまつわる9の質問を軸に講義をしていただきました。
<長澤先生への10の質問>

  1. ウレタン塗装とラッカー塗装、何が違う?
  2. ウレタン塗装はどのくらい頑丈?
  3. ウレタン塗料の弱点は?
  4. ウレタン塗装の器を見分けるコツは?
  5. ウレタン塗料の主要メーカーは?(木器に適した銘柄)
  6. 水性と油性ウレタン、すぐれているのはどっち?
  7. ウレタン塗装は将来ガラス塗料に代替される?
  8. ウレタン塗装の正しい塗装法(木器の場合)
  9. ウレタン塗装の器の正しいお手入れ方法は?

講座の様子

ラッカー塗装とウレタン塗装の違いについては、実験も交えて講義。

日本では江戸時代まで木製品の塗装は主に漆や柿渋などを用いていました。いわゆる洋塗装が日本に入ってきたのは黒船来航以降のこと。特に洋家具においては大正時代にラックニスが普及、昭和初期になるとニトロセルロースラッカーが使われるようになります。ウレタン塗装が普及したのは戦後になってからだそうです。
ちなみに和塗装では漆が今も昔も最高峰とされていますが、洋塗装ではポリウレタン樹脂塗料(エステロンカスタムDXも該当)が、作業性・仕上り・塗膜の強度において性能がぬきんでており、家具や建築業界で最も多く使用されているとのことでした。
先生によれば、木工用の塗料は漆の丈夫さ、美しさを目指して作られており、現在のところその最高到達点が2液型ウレタン塗料だとのことでした。講座では、木材に様々な塗料を塗ったサンプルを皆で見比べながら、塗料ごとの質感の違いや見分け方、近年見かけるようになった水溶性ガラス塗料などについても学びました。

丈夫で仕上がりも美しいウレタン塗料ですが、石油成分に由来しているがゆえに人体に悪影響があるのではないかとい考える向きもあります。しかしそんなことは全くなく、完全に硬化してしまえば人体に対する影響はないとのことでした。ウレタン塗料は木の器の表面にプラスチックの膜ができた状態であり、プラスチックのコップを使って病気になる人がいないのと同じ、だと考えても差し支えないとの見解でした。ただし、木工用塗料のほとんどが揮発性の有機溶剤を含んでいるため、作り手のほうは臭気の点でも、火災の点でも取り扱いに十分気をつけたいものです。

むしろ使い手が気を付けるべきなのはお手入れの仕方です。界面活性剤を使った洗剤を使ってしまうと、ウレタンの塗膜が白く変色したり、光沢がなくなったりするなど、劣化が早まるそうです。木の器の美しい光沢を長く保ちたいなら界面活性剤が入っていない食器用洗剤を選ぶ必要があります。

会場の様子

セレクトショップのバイヤーや出版社、通販会社の方など、様々な業種の方々が参加されました。

この他にも、使い手・売り手・作り手、それぞれ視点からウレタン塗料に関する様々なお話をしていただきました。参加者からも、日ごろお客様から頂いた質問や、自身の制作の際に感じた疑問点などが次々に飛び出し、それに対する先生の的確なお答えもあり、有意義な会となったのではないでしょうか。今後ともモノ・モノおよび木固めエース普及会ではユーザーの皆様に役立つ講座の企画を行って参ります。

Text&Photo:宝樹恵(モノ・モノ運営スタッフ)


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