2018.11.15 Thursday | -

木固めエース作品事例NO.20 村上裕二様(鳥取県)

ククサ

■作者

村上裕二(鳥取県)

■作品名

ククサ

■作品のコンセプト

ふだんは家具や玩具のほか、食器、カトラリー、箸置きなどを使っています。木固めエースは食器やカトラリーの耐水性向上のために購入しました。自家用のため、上塗りは行わず、1500番の細かいペーパーで研ぐだけで仕上げています。

■塗装の仕様

<塗装>
木固めエース(刷毛塗り5回・上塗り割愛)


2018.11.13 Tuesday | よくある質問

「木固めエースECO」性能レポート

以前、木固めエース普及会事務局のブログで連載記事を担当していた有城利博(ありしろ道具店・木工品製造販売)と申します。2018年9月に発売された「木固めエースECO」が気になっていたところ、従来型とあわせてモニターをさせてもらえることになりました。いちユーザーのレポートにすぎませんが、皆さんの参考になればと幸いです。

ウレタン塗料で仕上げた食器の中でも、汁椀やマグカップ、弁当箱などの深さのある器は、乾燥期間が短いとシンナー臭が残留することがあります。そのため塗料の選択には気を配りたいものです。

木固めエースECOは、従来型の「木固めエース」と価格や性能は同じで、有機溶剤であるトルエンとキシレンを含まない環境配慮型の塗料というのがうたい文句です。今回のブログでは従来型とECO版で浸透性、作業性は変わっていないか。シンナー臭はどの程度するのか。そのあたりを検証しました。

木固めエース、木固めエースECO、プレポリマー

比較テストでは、従来型の木固めエース、ECO版に加え、私がふだんの仕事で使っている産業用の木固め剤「プレポリマー PS No.1000」とも比べてみました。

テストピースはヒノキで製作した「湯こぼし」を選びました。湯こぼしとはお茶の道具(容器)で、ある程度の深さがあり、塗装が不十分なままお湯を入れると溶剤臭がしやすい形であることが採用した理由です。

まず塗装時の溶剤臭について。従来型とECO版で臭いの強さに差は感じませんでした。ふだん使っているプレポリマーと比較すると、木固めエースは従来型、ECO版ともシンナー臭をやや強く感じました。したがってECO版といえども塗装中の換気は絶対に必要です。また、浸透性についてはヒノキに塗った限りにおいては、従来版とECO版で違いは感じませんでした。

次に木固めエースを木地に十分に浸透させた後、室温15~20度の室内で自然乾燥させました。10日経って器の内側に鼻を近づけて臭いを嗅いでみると、ECO版はいわゆるシンナー臭とは異なる臭いがわずかにしました。(プレポリマーで塗った器は、ほぼ無臭でした)。

湯おぼしにラップをしたテスト

そこで、追加の実験として湯こぼしに何も入れず、食品包装のラップフィルムをしてひと晩放置し、開けた瞬間の臭いをかいでみました。

従来型の木固めエースは、シンナー臭はほとんどしませんでした。一方、ECO版はシンナー臭ではなく、酢酸系のすっぱいような臭いがわずかにしました。(プレポリマーで塗装した器は、シンナー臭をわずかに感じました)。従来型、ECO版ともラップフィルムを外して、しばらくすると臭いは感じなくなりました。

さらに追加の実験として、湯こぼしに70度のお湯を入れ、上がってくる蒸気の臭いを嗅いでみました。ところが、お湯を入れると、ヒノキそのものの匂いが強く立ちこめて、溶剤の臭いを判断できなくなってしまいました。ヒノキという匂いの強い木を選択してしまったことと、木固め加工後、上塗りをしていなかったので、余計に木の香りのほうが強まったようです。今回のケースのように木の樹脂成分の香りと溶剤臭をユーザーが混同してしまうケースはたまにあると聞いています。お客様から臭いの指摘があった場合は、この点も考慮するようにしたいものです。

湯こぼしにお湯を入れたテスト

ECO版の臭いの正体が気になったので、後日木固めエース普及会事務局に確認したところ、酢酸エステル系の臭いということが判明しました。木固めエースECOは、いわゆるシンナー臭が抑えられた反面、酢酸エステル系の臭いが前面に出ているとのことでした。なお浸透性の違いは、今回ほとんど感じませんでしたが、木固めエースの従来品とECOでは、樹種(とくに広葉樹の場合)によって浸透力が違うケースがあるということでした。時間があれば広葉樹の器でも比較を行ってみたい思います。

結論として、木固めエースECO版特有の臭いは製作する上で考慮しなければなりませんが、シンナー臭の要因であるトルエンやキシレンが除去されている点。食品衛生法認可に加えて、フォースター認証を取得しているという点が木固めエースECO版の評価ポイントといえるでしょう。

漆器でも「1ヶ月枯らし」という言葉があるくらいです。ウレタン塗装といえども、塗装したら最低2週間くらいは風通しのよい場所で乾燥させ、十分に溶剤を飛ばしてからお客様の元へ届けるようにしたいものです。


2018.10.16 Tuesday | 作品事例

木固めエース作品事例NO.19 村上耕一様(岡山県)

木のカトラリー

■作者

村上耕一(岡山県)

■作品名

木のカトラリー

■作品のコンセプト

趣味で木製のカトラリーを作ったり、真竹でランチョンマットやザルなどを製作しています。木固めエースのことは岡山県内の塗師に教えてもらいました。手軽にウレタン塗装ができ、塗膜も硬質でよいと思います。その前はアメリカ製のワックスを使っていましたが、耐水性が長続きしませんでした。

■塗装の仕様

<塗装>
木固めエース(ドブ漬け1回・上塗り省略)



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